ミネズミ>>>ゾロア は明白な事実
2011年2月14日 ポケカ【こまごま】コアルヒー「以下はミネズミ総統閣下のお言葉である。心して賜るべし」
コアルヒー「以上。それでは各自持ち場へ戻れ。思い上がった入賞者は特に厚くもてなすべし」
諸君。燦然たる齧歯の誇りを胸に抱く諸君。
我々に心休まる場所などなかった。数多の地で虐げられてきた。
右上を千切っては落胆し。
左上を破いては嘆息し。
右下を垣間見ては絶望し。
左下を覗いては慟哭し。
身勝手極まりなき人間達が我々に読者を吐き、ひいては破り捨てる有様に門歯を折られた者も少なくない。
だがしかし、自身の前歯に問いかけろ。
我々の力を見くびるな。
ゾロア(BW1)という狐がいる。
人間達にも人気を博しているらしい、化けることもままならぬただの悪狐だ。
やつらは“とびかかる”しか能がない。
全身を使って、全力で“とびかかっ”てすら、たかが30ダメージである。
力任せに“とびかかっ”てその程度である。
実に無色2個分のエネルギーを要してまですることが、30ダメージなのだ。
我々の“ ひっさつまえば”も相手に与えるダメージは30と、狐に同じい。
けれども確実に、我々の前歯には英雄が宿っている。
“ひっさつまえば”は文字通り必殺。敵の急所を、鎧の隙間を縫って狙う、高等技術だ。
愚かな狐の見るに耐えない野蛮な振る舞いとは違うのである。
弱点を見破る洞察力、敵に肉薄する敏捷性、長所たる前歯を生かし切る、芸術なのだ。
さらには、必要なエネルギーすら無色1個という、時代の波に乗った省コスト。
諸君、確実に我々は、狐より優れている。
だのに!
人間達はこのどうしようもなく劣った狐を好み、用いるのだとか。
だが忘れるな、我々は狐より美しい。
何も、技に限った話ではない。
膨らむ頬、傾げた首、広げた腕、どこをとっても可愛らしいことこの上ない!
諸君、誇り高き齧歯の民たる諸君。
人間なぞ恐れるな、今こそ決起の時である。
愚かな人間に、我々の誇りを、前歯の煌めきを思い知らせるのだ!
右上におわす無色のシンボルを見せつけろ!
左上に鎮座するたねの文字を刻み込め!
右下に印されたナンバー11を叩き込め!
左下から覗く白の下地をさらけ出せ!
諸君、口々に前歯を湛え、進むのだ!!
コアルヒー「以上。それでは各自持ち場へ戻れ。思い上がった入賞者は特に厚くもてなすべし」
コメント