中二病ってもう既に意味変わっちゃった言葉ですよね! こんばんは。


たとえばツンデレなんかはものすごく顕著というかわかりやすい例なのですが、
本来のツンデレは「他人の前だとつんけんだが、二人きりになると途端に甘えてくる」、
なんていうキャラクター性だったと思うんです。
けれども最近、ツンデレってどういうものー? と問えば、
「好きなんだけど素直になれなくてつい嫌いなように振る舞ってしまう」
そう答える人が圧倒的に多いのではないでしょうか。
ま、何の例かといいますと、言葉の意味は変わってくんだね、って話の一例です。



「ククク……血が騒ぐ……」
「もうちょっと、暴れてくれるなよ……!」
「人間とは、なんと愚かなんだ……!」
「ヘイルブリザード!」


なんかそういうのばっかり中二病中二病って言われてますけど、
中二病ってか厨二病って邪気眼? じゃないですか?
↑こういうのが原義的には中二病だと思います!
↑でもおもしろいのは新しい方の中二病だと思います!






さて。


「強いデッキはみんな持ってるから使わない! だってみんな使ってるんだもん!
 だったら少し弱くったって変な、おもしろい、あんまり見ないデッキ使いたいよ!」


これを中二病と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょうか。
でも別に否定したいわけでもなんでもなく、そもそもここを否定しちゃうと、
ぼくこそ、ちょっと人格形成の段階からやり直さなくちゃいけなくなるので、
個人的な事情ですが、ここは目いっぱい肯定してあげたいと思います。
ちなみに、許せる理由としましては、“少し弱くったって”がついているのが大きいです。
これが、“すごく強い、かつ”なんて言葉に変わってたら、
現実見ればいいよ! とうっかりパワフルビンタしちゃうと思います。


弱い人は弱い人でなんだかんだで楽しいもので、それは強さ以外を主眼ともできるから、
それはまあ、強さだけを求める人にはわかんない話な気がします。
ぼくは強かったことなんて一度もなかったので強い人のことはわかんないんですけど。

ですが、たとえば弱い人が強くなることに意味を見出して強くなろうとしたって、
もちろん突然強くなれるはずもなければ、
そもそも時間をかけてすら強くなることはないとかいう、
ある種無情とも取れる可能性すらあることは考慮に置くべきです。
それは今まで一度も強くなかったぼくに、
今まで一度だって強くあろうとしたことがなかったのかと問いかけてみれば、
一発それだけでなんとなく理解できちゃうような、そんな問題です。
ま、これから強くなっていく間に、既に強い人はもっと先を歩いていっちゃうんですね。


というわけで別に強くないことはそれはそれでいいと思うんですけど、
たまには強くなれるように考えてみるのは至極大事極まりないのだと思いました。
いざ強くなりたくなったときに強くなれなかったら悲しいね。






中二病の特色たる“自分を特別化する”という行動原理において、
“誰もやらないことをやる”というのは楽に他人との差別化を図れる、
とても便利な行動だと思います。

でもきっと誰もやらないことをやる、っていうのは良いことなんだとぼくは思ってます!

誰もやらない、っていうのには絶対それなりの理由があるわけです。
その最たるものは“やる必要がないから(誰もやらない)”なんだと思います。
まあゲーム類に、ポケカのブログですからポケモンカードに当てはめてみれば、
“やらなくても弱いことがわかってるから(誰もやらない)”なのでしょうね。
ですが、どう考えたところで弱いことが分かり切ってたとしても、
いっぺんくらいはやってみるのも価値があることです!


だってやんなきゃ人間わかんないよ!
やってみたら、弱いというほど弱くなくて案外強いけど
→強さが伸び悩んだ末にかかる手間と得られる効果が見合わない、
そういう意味で“弱いと形容されるから(誰もやらない)”だったのかもしれません。
やってみたら、必要な条件が雑多・難解・無駄に増えすぎてて
→結局揃えられないから機能しない、
そういう意味で“働かないから(誰もやらない)”だったのかもしれません。
やって何の実にもならないなんてバカな話はバカにしかなく、
きっと何かは得られるものがあるから、せいぜい損するものなんて時間くらいです。
時間を節約するのは、時間以外のことを気にせず一通りこなせるようになってから、
が安定じゃないでしょうか。別に仕事とかじゃないし! 趣味だし!
弱いんだったらとりあえず、考える前にやってみて、それから考えてみようよ!


もちろんもう一つの“誰もやらない”は“誰もが思いつかない”でしょうね。
これを見つけたあなたはラッキー! 特許権主張しちゃおっ。
発見発明にいそしむ意味でも、“誰もやらないことに挑戦する”のは、
そのリスクを鑑みた上で、やってみるのも悪くはないと思います。



というわけで、デッキ構築とか、だれもやらないようなことをするのは、
というかする人のこと、ぼくは大好きですよっ。
適当な安定コピーデッキ(笑)をそのままコピーしたよりも、
コンセプトはありふれたものでも、中身に趣向が凝らしてあるほうが、
たとえそれが間違った方向、アンチシナジーだとしても、
たとえそれが大回りに回った遠回り極まりないものだとしても、
やっぱりぼくはそういうののがなんだか好きになれるな!




ま、たまには中二病もいいもんですよ。
慢性的高二病のぼくが言うんだからあながち間違っちゃないはずです。

コメント

たろ
2011年10月12日22:58

あれ、俺がいる。
ギガイアス使ってたはずがいつの間にかポケモン7枚になってました!
ギガイアス、誰も使ってるの見ないからってちょっと自慢だったのに!

M_A_Dawn
2011年10月12日23:02

ギガイアスはどこからどう考えても始まってるシーンを想像できないコンテンツでしたので使う気がまったく起きませんでした!
BW1までの環境でワンチャン見えるか見えないかギリギリのラインだったと思います。

柴又文也
2011年10月12日23:09

本家ポケモンでもいえることですね。
人には無い組み合わせ、戦法を使いたがる人は沢山います。
弱くても好きなカード使ってもそれは楽しみ方の一つとして素敵ですが、ヨワイデッキだから勝てないみたいに言う人は好きじゃないですけどねー
強いデッキを使ったらあたかも勝てるような発言、負けた理由をカードパワーの弱さにする人は上達しないですしね。
しかし、例えばタブンネ等を使ってそのカードを極限までいかせるように考えつくされたデッキを考えて来る人は大好きです。
なんか予想外の組み合わせに翻弄されて負けるのも好きです。
弱くて変なデッキが好きな人はそのデッキだから勝てない、と負ける理由をデッキのせいにしている方もそこそこいる気がします。(厨二病の一種かもしれませんが)それ系は好きではないですねぇ(´・ω・`)

ミミロップがカードプールに入ってきたら、私は本気で煮詰めてゼクレシを倒しにいきます(キリッ

M_A_Dawn
2011年10月12日23:46

たとい一線級とまではいかないものでも、その性能を目いっぱいまで引き出すのは、ポケモントレーナーの義務だと思います! 義務(笑)
そういう意味では、メタ読みとかパーティバランスとかありとあらゆる努力と計算が必要で、弱いものをばっちり完璧に使ってみせることこそ、本当は強い人にしかできないことですよね。
弱いとされるものを使ってなお強い中で生きていけるのならば、それは“強い”と称賛されて然るべき。
強くない人こそ難しいものを使いたがっちゃうんですよね。完全にぼくがその類ですww

新旧問わないオーダイルのカードが、全手持ちデッキケースの中にお守りとして入れてあります(キリッ
対抗してみる方向性を間違えたっ!

佐奈
2011年10月13日0:42

人それぞれだから好きなようにやるべきですね。
人が作ってなさそうなデッキを使うとか、使ってる人数が少ないデッキなどそういう系統のものは自分もよく組んでます。
むしろ一線級のデッキに必要なカードが揃わないので作れる範囲で作ってのんびり遊んでいたら人と違うものを作りたくなってました。

柴又文也
2011年10月13日0:50

カイオーガキングドラオーダイルとかワンチャンありそうな気もしましたけどn
草弱点だし140だしダイルさんは出来る子!

トムリン
2011年10月13日1:45

「誰も思いつかない」ってのはほんっとに稀で、「思いつくけどやらない」ってのがほとんどだと思います。

だけど、初めにやったモン勝ちなんで、それ自体に価値はあるし、一億分の一ぐらいの確立で「誰も思いつかない」こともあると考えてます。

M_A_Dawn
2011年10月13日19:56

>>佐奈さん
人と違うことやるのは文句なしに楽しいです。ぼくも大好きです。
というより、人に驚いてもらうのが好きなのかもしれないです。
先攻2ターン目からサザンドラに4エネつくとは到底思えないけど、事故率を乗り越えると平然と立つから人が驚く。そんなデッキも大好きです。
ただ、そんなことばっかりやってても強くはなれませんでした(´・ω・`)

>>柴又文也さん
それたぶんダイルいらない気がします。マイン構築にした方が強そう。
ダイル自体はかなーりできる子ですが、そのダイルを持ち上げてくれる子が一線級になりきれないのがつらいところです。

>>トムリンさん
「思いつくけどやらない」で留めて最初っから放棄しちゃったら、可能性も何もあったもんじゃないでしょう?
どうせたかがカードゲームで、ましてや公式大会とか絡んでるシーズンじゃないんで、ありえない選択肢でも積極的に考慮に入れていく姿勢はアグレッシブでとても素敵だと思います!

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