さあて、新弾発売もいよいよ迫ってますます引退の気色濃厚になりました! こんばんは。
とてもネガティブな挨拶はさておき、説教がましい話をしたいと思います。
例えばポケモンカードを始めて、ジムチャレンジなどの店舗大会にも出てみよう、
いろいろな人と対戦をしてみよう、考えてみたとき、
恐らく最大の壁となるのは、あまりにも現実的な“資産”の問題ではないでしょうか。
そもそもカードゲーム自体お金がかかるというのはどうしようもなく、
他のTCGをたしなむプレイヤーからとってすれば、それは至極当然のことかと思われます。
けれども、ことポケモンカードの新規参入者に関してはむしろ、
カード資産に関する意識はとても低いものだと考えられましょう。
といいますのも、概ねの親子プレイヤーなら心当たりがあることでしょうが、
ポケモンカードをはじめるきっかけとして、「ポケモンが好きで」「子どものために」など、
「TCGを始める」からはおおよそ縁遠いものこそ大部分を占めるからです。
そういったTCGプレイヤーと新規参入者の意識の差異として一番早く表れ出るのが、
先述の「資産に対する意識の違い」かと思われます。
一つ具体例を挙げましょう。
まだ記憶にも新しいBW6の発売日(7/13)直後の週末に開催されたジムチャレのことです。
とあるプレイヤーの方の発言に「意外とカメケルがいないな」というものがありました。
書き表してみればさもない言葉です。
けれども、これこそが“意識の違い”の最たるものだと感じられました。
一言で表せば、プレイヤーは「必要なものはすべて揃っている」ことを前提にします。
極論、デッキに必要なパーツであればシングル購入やトレードも含め、
既に手にしていることが前提となり、実際に揃えてから挑みます。
ですので、カメケルというアーキタイプが存在するならば、
そのアーキタイプを揃えてデッキに組み上げる者がもっと多くていいのではないか、
という疑問が自然と浮かぶものでしょう。
もちろん、そこまで迅速に行動できるプレイヤーばかりでもありませんから、
「最終的には」「可能な限り」を目標にカードを揃えるプレイヤーも多くいます。
しかし、それなりの額の資金(特に現金)を費やすことには変わりなく、
それは、試しに始める初期投資としてはかなり多く感じる額に違いありません。
特に2進化のポケモンを使うデッキは、より資金的なハードルが高いと言えます。
現在2進化のポケモンで強力ともいえるポケモンは、概ねキラカードに偏っています。
エンペルトやガブリアス、カメックスやサザンドラなどがその例です。
しかもそのような2進化のポケモンを使おうとすると、
アタッカーとなるタイプではデッキに4枚入れることが望ましく、
サポート役になるとしても、3枚以上は入れるべきだと考えられています。
そのようなキラカードのポケモンをパック購入で手に入れようとすると、
実はものすごく負担となるケースがままあります。
なぜなら、1箱20パックからキラカードは概ね1枚ずつ出るように封入されており、
また、運が良ければ2枚入手することもありますが、逆に1枚も出ないことも多いのです。
ならばパック購入のみに限ると、同じシリーズを3~4箱は買う必要があり、
そうやすやすとは支払えない範囲になってしまうでしょう。
ならばどうすればいいか。
その答えの一つ目が、揃えてしまえばいいというものがあります。
別に高い初期投資をしなければならないというのではなく、
何もカードの入手手段はパック購入のみに留まりません。
たとえばカードショップに出向いたりネットオークションを利用したりして、
必要なカードのみ揃えてしまうシングル購入が挙げられます。
もしくは、せっかくトレーディングカードゲームなのだから、
カード同士で交換するというのも一つの手です。
カードショップで出会った人に声をかけてもトレードサイトを利用しても構いませんし、
もしもブログやツイッターのアカウントをお持ちなら、
そのような場もトレードに一役かってくれるでしょう。
ただしどちらにしても、他人との関わりは避けられませんし、
その過程でトラブルが起こる可能性も十分にあります。
存分に注意を払い、自己責任と自衛の精神を忘れませんよう。
もうひとつの手段は、揃えられないカードを無理に揃える必要はない、というものです。
あるものだけでがんばってデッキを組むのもまた一興、
けれども今言いたいのはそんな話ではなく、ポケモンカードには公式ルールとして、
半分の資産でできるゲームがあります。ハーフデッキですね!
大概のプレイヤーの方々は、ハーフに対してあまりいい顔をしません。
それどころか、かなり毛嫌いしている方も多く見受けられます。
しかし、ぼくはハーフデッキはハーフデッキとして、
ぼくはハーフを、ポケカのダイジェストがみっちり詰まったゲームだと思っています。
まず何よりも良い点は、デッキに必要なカードがスタンダードの半分であることです。
強いキラカードやポケモンEXは大変集めづらいものですが、
ハーフデッキならその手間も半分で済みます。
さらに、ハーフデッキは対戦に時間がかかりません。
スタンダードでは一対戦30分を超えることもよくありますが、
ハーフデッキは15分あれば大概終わってしまいます。
対戦の待ち時間で暇を持て余してしまうこともなく、小さな子どもにも勧められます。
このような点から、ハーフデッキはとても楽しく・気軽に遊ぶことができます。
どんな店舗にも大概は常連やプレイヤーなど、詳しい人がいるはずです。
ポケモンカードに限らずカードゲームの対戦時のマナーや進行を掴むことができましょう。
そうやって知り合った人はきっとあなたの力になってくれるはずです。
プレイングやデッキ構築のアドバイスを受けたり、
あるいはトレードの相手となってくれたりもするかもしれません。
デッキを切りながら近況報告をしたり、7枚引きながらゲラゲラ笑ったり、
エネルギーをつけながらカードの考察をしてみたり、
ワザを使いながらにやにやしたり、そういうコミュニケーションの場にもなります。
とにかく、カードゲームは一人で遊ぶことができない趣味です。
一緒に遊ぶ相手を見つける機会として、ハーフは役に立つことでしょう。
(余談ですが、実際ハーフのデッキで2進化を使ってみようとすると、
ハーフ特有のテンポの速さとかデッキの多くのカードを使ってしまう点などから、
かなり不利であることが感じられると思います。
となるとやはり2進化はスタンダード向けで、少しハードルが高いかもしれませんね。
でももしハーフでポケモンカードで少し真剣に遊んでみようと思えたら、
本腰を入れて集め始めてみればいいと思います。)
昨今、プレイヤーの働きかけもあってか、
ハーフデッキを使うジムチャレンジはどんどん縮小方向に進んでいます。
そんな中、ハーフもスタンも両方遊べて一石二鳥な店舗もあります!
多摩県民にはおなじみ、ブックセンターいとうとおもちゃのふるやがその例ですね!
ハーフでわいわい遊んだあと、スタンでしっかり遊ぶことができます!
どちらも親子プレイヤーが多く、のんびり遊べる雰囲気のお店です!
トップレベルのプレイヤーが来ることもあります!
とてもおすすめですね!(宣伝)
とてもネガティブな挨拶はさておき、説教がましい話をしたいと思います。
例えばポケモンカードを始めて、ジムチャレンジなどの店舗大会にも出てみよう、
いろいろな人と対戦をしてみよう、考えてみたとき、
恐らく最大の壁となるのは、あまりにも現実的な“資産”の問題ではないでしょうか。
そもそもカードゲーム自体お金がかかるというのはどうしようもなく、
他のTCGをたしなむプレイヤーからとってすれば、それは至極当然のことかと思われます。
けれども、ことポケモンカードの新規参入者に関してはむしろ、
カード資産に関する意識はとても低いものだと考えられましょう。
といいますのも、概ねの親子プレイヤーなら心当たりがあることでしょうが、
ポケモンカードをはじめるきっかけとして、「ポケモンが好きで」「子どものために」など、
「TCGを始める」からはおおよそ縁遠いものこそ大部分を占めるからです。
そういったTCGプレイヤーと新規参入者の意識の差異として一番早く表れ出るのが、
先述の「資産に対する意識の違い」かと思われます。
一つ具体例を挙げましょう。
まだ記憶にも新しいBW6の発売日(7/13)直後の週末に開催されたジムチャレのことです。
とあるプレイヤーの方の発言に「意外とカメケルがいないな」というものがありました。
書き表してみればさもない言葉です。
けれども、これこそが“意識の違い”の最たるものだと感じられました。
一言で表せば、プレイヤーは「必要なものはすべて揃っている」ことを前提にします。
極論、デッキに必要なパーツであればシングル購入やトレードも含め、
既に手にしていることが前提となり、実際に揃えてから挑みます。
ですので、カメケルというアーキタイプが存在するならば、
そのアーキタイプを揃えてデッキに組み上げる者がもっと多くていいのではないか、
という疑問が自然と浮かぶものでしょう。
もちろん、そこまで迅速に行動できるプレイヤーばかりでもありませんから、
「最終的には」「可能な限り」を目標にカードを揃えるプレイヤーも多くいます。
しかし、それなりの額の資金(特に現金)を費やすことには変わりなく、
それは、試しに始める初期投資としてはかなり多く感じる額に違いありません。
特に2進化のポケモンを使うデッキは、より資金的なハードルが高いと言えます。
現在2進化のポケモンで強力ともいえるポケモンは、概ねキラカードに偏っています。
エンペルトやガブリアス、カメックスやサザンドラなどがその例です。
しかもそのような2進化のポケモンを使おうとすると、
アタッカーとなるタイプではデッキに4枚入れることが望ましく、
サポート役になるとしても、3枚以上は入れるべきだと考えられています。
そのようなキラカードのポケモンをパック購入で手に入れようとすると、
実はものすごく負担となるケースがままあります。
なぜなら、1箱20パックからキラカードは概ね1枚ずつ出るように封入されており、
また、運が良ければ2枚入手することもありますが、逆に1枚も出ないことも多いのです。
ならばパック購入のみに限ると、同じシリーズを3~4箱は買う必要があり、
そうやすやすとは支払えない範囲になってしまうでしょう。
ならばどうすればいいか。
その答えの一つ目が、揃えてしまえばいいというものがあります。
別に高い初期投資をしなければならないというのではなく、
何もカードの入手手段はパック購入のみに留まりません。
たとえばカードショップに出向いたりネットオークションを利用したりして、
必要なカードのみ揃えてしまうシングル購入が挙げられます。
もしくは、せっかくトレーディングカードゲームなのだから、
カード同士で交換するというのも一つの手です。
カードショップで出会った人に声をかけてもトレードサイトを利用しても構いませんし、
もしもブログやツイッターのアカウントをお持ちなら、
そのような場もトレードに一役かってくれるでしょう。
ただしどちらにしても、他人との関わりは避けられませんし、
その過程でトラブルが起こる可能性も十分にあります。
存分に注意を払い、自己責任と自衛の精神を忘れませんよう。
もうひとつの手段は、揃えられないカードを無理に揃える必要はない、というものです。
あるものだけでがんばってデッキを組むのもまた一興、
けれども今言いたいのはそんな話ではなく、ポケモンカードには公式ルールとして、
半分の資産でできるゲームがあります。ハーフデッキですね!
大概のプレイヤーの方々は、ハーフに対してあまりいい顔をしません。
それどころか、かなり毛嫌いしている方も多く見受けられます。
しかし、ぼくはハーフデッキはハーフデッキとして、
ぼくはハーフを、ポケカのダイジェストがみっちり詰まったゲームだと思っています。
まず何よりも良い点は、デッキに必要なカードがスタンダードの半分であることです。
強いキラカードやポケモンEXは大変集めづらいものですが、
ハーフデッキならその手間も半分で済みます。
さらに、ハーフデッキは対戦に時間がかかりません。
スタンダードでは一対戦30分を超えることもよくありますが、
ハーフデッキは15分あれば大概終わってしまいます。
対戦の待ち時間で暇を持て余してしまうこともなく、小さな子どもにも勧められます。
このような点から、ハーフデッキはとても楽しく・気軽に遊ぶことができます。
どんな店舗にも大概は常連やプレイヤーなど、詳しい人がいるはずです。
ポケモンカードに限らずカードゲームの対戦時のマナーや進行を掴むことができましょう。
そうやって知り合った人はきっとあなたの力になってくれるはずです。
プレイングやデッキ構築のアドバイスを受けたり、
あるいはトレードの相手となってくれたりもするかもしれません。
デッキを切りながら近況報告をしたり、7枚引きながらゲラゲラ笑ったり、
エネルギーをつけながらカードの考察をしてみたり、
ワザを使いながらにやにやしたり、そういうコミュニケーションの場にもなります。
とにかく、カードゲームは一人で遊ぶことができない趣味です。
一緒に遊ぶ相手を見つける機会として、ハーフは役に立つことでしょう。
(余談ですが、実際ハーフのデッキで2進化を使ってみようとすると、
ハーフ特有のテンポの速さとかデッキの多くのカードを使ってしまう点などから、
かなり不利であることが感じられると思います。
となるとやはり2進化はスタンダード向けで、少しハードルが高いかもしれませんね。
でももしハーフでポケモンカードで少し真剣に遊んでみようと思えたら、
本腰を入れて集め始めてみればいいと思います。)
昨今、プレイヤーの働きかけもあってか、
ハーフデッキを使うジムチャレンジはどんどん縮小方向に進んでいます。
そんな中、ハーフもスタンも両方遊べて一石二鳥な店舗もあります!
多摩県民にはおなじみ、ブックセンターいとうとおもちゃのふるやがその例ですね!
ハーフでわいわい遊んだあと、スタンでしっかり遊ぶことができます!
どちらも親子プレイヤーが多く、のんびり遊べる雰囲気のお店です!
トップレベルのプレイヤーが来ることもあります!
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コメント
さて、カードの話になりますが僕も復帰したころはまだハーフだけでした。
理由はやはり資産とかそういうことになります(結局今はスタンダードをやるどころかSR、URを買いあさるザマですが)。
DPまではわかりませんが、PCGあたりまではスタンダードよりハーフのほうが占めていたのでかなり入りやすい時代だったのかなぁと思います。
新弾次第……! 新弾が楽しそうだったらすぐ戻ります……!!
>>ムカゴさん
その他カードゲームのメディアミックスはちゃんとTCGの動機になりえますが、ポケモンだけ、TCGとしてのきっかけがほぼありえないのは大きいと思いますね。
DPt当たりは権利戦の公式大会までハーフだったみたいですね。
競技としてみるにはハーフはあんまりにも思えますが、それ以外の面では今でもかなり優れていると感じます。
いち親子プレイヤーとして、なるほどなあと思いながら読ませていただきました。
カード資産のことも、ハーフのことも同意見です。も少しハーフに対して良い認識が広まればいいんですが。
息子が幼稚園年長のときに始めた当初はもっぱらハーフが好みでした。
仰るとおり資産的な問題と長丁場でのプレイスキルの問題ですね。
当時息子用にパチリスとシェイミをなんとか手に入れてハーフの勝率は上がりましたがスタンはしばらくかかりました。
今ではスタンの方が好きですがやはりハーフという入り口は大事だと思います。
リンク頂いていきますね。
はじめまして。ものすごーく冗長になってしまいましたが、最後まで読んでいただけて光栄です!
親子プレイヤーだとハーフもお好きな方はやっぱり多いように感じられますね。
けれども競技として人気がないから、ジムチャレなどの遊べる場が少ないのがやっぱり辛いところです。
>>ryotaパパさん
ヒィ! ありがとうございます! でもあまり期待しないでください!
>>すえさん
おお、以前からご覧に! ありがとうございます!
やはりプレイングにはある程度セオリーがありますから、そういうのを学ぶ場としても、ハーフはお手軽でいいんですよねえ。
確かにスタンとハーフはかなり違う要素が要求されるゲームですけれども、完全に無関係ではありませんし。
こちらからもリンクお返しいたします。よろしくおねがいいたします。